CLTとは?

CLTとは、Cross Laminated Timber(直交集成材)の略称で、木材を縦と横、交互に重ねた板状の材料。

 

住宅やビルを建てる際の構造材や土木用材、家具などに使用されており、強度の高さと環境保全の観点から日本でも注目が集まっています。

 

1995年ごろからオーストリアを中心に発展し、ヨーロッパや北米などで需要が高まっている素材です。

ホリグチとCLT

私たちは「県産や国産の木材利用を増やし、担い手が減った日本の山を元気にしたい」という思いで企業活動を行っています。

 

国産の木材は長く輸入材に押されて需要が伸びず、売れない→手入れをする人が減る→山が荒れる→良い木が育たなくなるという負のサイクルに悩まされてきました。

このまま山を放置してしまうと、林業の衰退だけでなく、木が根を張らないことで地盤が弱り、地すべりなどの災害が多発することになります。

 

木造建築だけでなく、家具にも木を取り入れて日本の山を元気に。CLTのコンセプトは、まさにその願いと一致するものでした。

ビルの構造材にもなり得る強度と、私たちが愛してやまない木のぬくもり。

普及への想いはすでに5年以上前から製品として、岡山空港の木のベンチや、県立図書館のキューブベンチ、保育園施設などの県内各所にお届けしてきました。

ファニチャーリノリウムとは?

ファニチャーリノリウムとは、「亜麻仁油」を主原料とする天然由来の素材。

 

使用後は万が一そのまま廃棄されたとしても、生物分解され土に還ることが確認されています。

 

もともとは床材として開発された素材ですが、安全性やクッション性、カラーバリエーションなどのデザイン性が評価され、家具にも使われることが増えています。

木製品を、もっと身近に

「建物だけでなく、もっと木を日常生活に取り入れてほしい」。私たちは日々そんな思いで、製品の開発に取り組んでいます。

 

一方で真剣に向き合ってきたからこそ実感しているのは、天然素材であることの扱いにくさ。表面に節が見えすぎるときの違和感や、割れが生じたときの引っかかり。木であるがゆえの堅さや水との相性の悪さ。

CLTざぶとん・CUBE benchでは、ファニチャーリノリウムを採用することで座面をなめらかにし、水拭きや除菌を可能にするなどこれまで木製品が抱えていた課題を解決することができました。

もっと身近に、もっとたくさん。

 

当社の製品を通して、皆さまの生活の中に、ひとつでも多くの木製品が増えていくことを願い、商品をお届けしてまいります。